UCCHAN-BLOG

株式会社enmono技術担当取締役で自社製品開発講座「zenschool」やってる人。モノづくりと禅に関係性がありそうと言うような感性をお持ちの方とは仲良くできるかもしれないです。論理的ではないと忌避感をお持ちの方とは話が噛み合わない気がします 笑

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ビジネスに役立つ名訓・人生の大目的は、知識ではなくて行動である。(ハックリー)・会って直談するのが悪感情を一掃するのに最上の方法である。(リンカーン)・人間を偉大にしたり卑小にしたりするのはその人の志である。(シラー)・己の不充分であるこ…

製造実行システム(MES:Manufacturing Execution System)というシステムがあります。10年近く前興味を持ち、いろいろ調べてました。製造現場の機械、作業者等のリソース管理のために、情報化しようという考えでした。生産管理システムでは、しっくり来…

新たに見つけた新しい技術。特許を取って自分だけのもの。これでいいんでしょうか?今時頑張って囲い込んでも、逃げ道の技術が発見される。それより、オープンにして仲間を募り、技術の発展を共有していくほうが、人類にとって有益なのではないでしょうか?

町工場。どんなイメージでしょう。http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20080318/149147/このコラムを読んで納得。私が前にいた企業も軽ナンバーワンと呼ばれる大企業でしたが、気分は町工場でした。意外と中小企業と呼ばれる企業の方が、セクショ…

デスマーチという言葉があるようです。デスマーチとは端的に言えば「もともと破綻する運命にあるプロジェクト」です。開発期間がもともと必要量より少なかったり、必要な開発者がほとんどいなかったり、もともと無理な性能を要求されていたりする時に起きま…

古い図面は古い製図規格で描かれています。今時は曖昧さを無くすために幾何公差が入ってますが、昔はそんなものはありません。なので用途を詳しく聞かなければ、製作に困ります。 自社製品開発「マイクロモノづくり」を支援するサービス:クラウドファンド、…

この意味は、卵が孵化するときは、卵の中のヒナが殻を自分のくちばしで破ろうとし、また親鳥も外からその殻を破ろうとする、そのタイミングがピタッと一致するからこそ、ヒナ鳥はこの世に生を受けて外の世界に出ることができる、という禅語です。ヒナが殻を…

ある本でこの言葉について知りました。知恵を働かせなければ生活は貧しくなるという意味だそうです。確かに愚痴ばかり言って知恵を働かせていない人は、サラリーが悪いような気が…考える、知恵を働かせることこそが人間にしかできないことです。何も考えずで…

思うところがあり、このブログ活性化させてます。思うところ?「与えるということ」というテーマで考えたところ、情報発信も与えることになるなぁと。実際他の方々のブログを拝読させていただき、いろいろな気付きをいただいたりしています。そのお返しとい…

筋肉トレーニングをすると筋肉痛になりますが、いずれ痛みはなくなり筋力が増えています。仕事も同じでしょう。付加を与えて痛みがないようなレベルでは、筋トレにはならないのでしょう。部下の愚痴や悲鳴は、筋肉痛なのではないですか?それとも肉離れの悲…

残業したくない。効率を上げて楽をしたい。仕事を減らしたいわけじゃあないのです。より付加価値の高い仕事をたくさんするために効率を上げるのです。仕事を減らしたいから効率を上げるわけではないのです。 自社製品開発「マイクロモノづくり」を支援するサ…

試作と量産。ものづくりのプロセスで考えると、別物です。試作は目の前の一品一品を作り上げることであり、料理で言うところのレシピがあるわけではありません。量産は同じものをたくさん作る必要があり、試作のように作るとコストがかかってしまいます。な…

「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」「苦しいこともあるだろう 言い度いこともあるだろう 不満な…

ものづくりにおいて日本の中小企業群の役割は、子育て支援だと思います。海のものとも山のものともわからないものを、開発者は持ち込んできて、形にして世の中に出したいと思っています。どうやって作ればいくらぐらいのコストで世に出せるのだろうと漠然と…

作る、造る、創るpuroduce、make、create 意味が違いますよね。製造現場で物を作る。職人さんがせっせと作り上げる。生産技術者は何を作るんでしょうか?多分職人さんのやり方をシステム化するんだと思います。つまりプロセスを作るのが生産技術者なんです。…

生産現場の改善活動のリーディングとビジネス書によく書かれてあるビジネスマンの仕事の仕方って酷似してるんだよな。改善という切り口でいえば全ての仕事は共通なんだよな。(see-think)Plan-Do-Check-Actionといわれるサイクルはどの業界でも通用するんでし…

最近Gメールを使っていて気づいたことがあります。迷惑メールに自分が必要としているメールが入る場合があるということです。誰かが不要と思い、迷惑メール申請したんでしょうね。熱心に広告を打てば打つほど、鬱陶しくて迷惑になりかねません。簡単に配信停…

Wikipediaによると顧客満足(こきゃくまんぞく)とは、Customer satisfactionの訳語である。人は物品を購入するとき、その物品に何らかの満足を感じたときに購入するとの考え方で、企業においては、その度合いを定期的に評価し、次期商品開発に結びつけたり…

ジョンソン・エンド・ジョンソンの信条ある勉強会で習ったことですが、起業は顧客、社員、地域、株主の4者にベネフィットを与える存在で無ければならないらしいです。すごく感銘を受けたので印象に残ってます。近江商人の家訓として「買い手良し、世間良し、…

管理は維持活動で改善は変化のための活動です。現状維持は管理であり、長期的には下降線をたどります。改善活動は変化の多面活動であり、上に行くか下に行くかはわかりません。(上を狙うのは当然ですが)プロセスと結果の評価を照らし合わせ、プロセスを定着…

5軸加工機というマシニングセンターがあります。なぜ5軸なのでしょう?X、Y、Z、各軸回転報告軸のA、B、C、合計6軸加工機の筈なのに。実際ワーク固定をする軸は固定されるので、残り5軸で良いというのでしょうが、コントローラーは6軸コントロールできるもの…

こういう指標もあります。機械は動いてる時間を増やしたいと考えられていますが、ほんとは切削されて切粉の出ている状態を増やしたいんだと思います。実際機械は動いていても、切粉の出ていない時間は結構あったりします。加工箇所間の移動時間、工具交換時…

昨日の日記の稼働率と同じ音読みの可働率。"べきどうりつ"とでも読んで区別してみましょう。ネットで調べたりすると、機械を動かしうる時間を分母にとるようです。人がいて、材料があって、仕事があって、故障していなくて、プログラムもあって、工具も準備…

機械加工の現場でよく聞かれる、稼働率。機械が動いている時間が分子、分母はさて…一日24Hでしょうか?それとも人がいる時間でしょうか?定義次第で表される意味が違ってきます。機械は文句言わないし、故障とかがなければ、24H動きますよね。でも分母が24H…

エンドミルで90゚-垂直の壁面加工をする場合、刃長より深くなる場合、シャンク部分が壁に接触しこすられた後が残ります。なので、つかみ代だけ残し逃がしておくような工具が求められます。でもこのような工具の場合、再研磨ができないからコストアップになる…

みんないい人だから、言い合いになるのだと思います。私はいい人、だから私は悪くない。誰か他の人が悪いんだ、という主張になるのだと。私にも悪いところがある、なので私が改善すれば良い。皆が悪いところを認めれば、言い争いは無くなるんだと思います。…

メモを取る、データをとる。先輩方によく言われるかと思います。なぜとらなきゃだめなんでしょう。”こんな感じ”と感覚を大事にしてものづくりをしてもいい製品ができると思われます。なぜ良い製品ができたのか?これに答えられるようになった方が良いからだ…

図面を見て、どのように作っていこうか、って考えるのが工程設計です。ここで受けて、ここを押さえて、この順番で削って、あれここ削れないなあなんて。そうそうここはあとで研磨するから、研磨代残しとかなあかんなあ。途中熱処理が入るから、納期から逆算…

マシニングセンタ等NC機械は、プログラムで動きます。各メーカーごとに方言があり、微妙に違います。直接機械でプログラミングするときはあまり問題になりませんが、CAMを使ってプログラム作成したら、さてどうでしょう。どの機械の言葉で出力すれば良いので…

機械加工でできた部品、果たしていくらなのでしょう。試作なんかだと、言い値だったりしますが、根拠があります。材料費+加工費+管理費+利益=部品の値段内訳・PG費、型費、治具費、特殊工具費、段取り、取替え、機械加工費、検査費、梱包費、搬送費、…