UCCHAN-BLOG

株式会社enmono技術担当取締役で自社製品開発講座「zenschool」やってる人。モノづくりと禅に関係性がありそうと言うような感性をお持ちの方とは仲良くできるかもしれないです。論理的ではないと忌避感をお持ちの方とは話が噛み合わない気がします 笑

地震のあった日はちょうど、キャムブレーンさんの工場にいました。
基礎がしっかりしており、24時間無停電装置付きなので、安心感はありましたが、かつて経験したことのない揺れに、驚きました。
そして、一昨年からの癖で、すぐにTwitterを見ると、仙台でM8.8の地震との情報が。
全然ピンと来ない数値に戸惑いつつ、ネットから情報を得ようと努めました。
facebookUSTREAMなどで、少しずついろいろな情報が得られるようになりました。
やがて、テレビでもニュースが流されるようになり、地震の状況が見えてきました。
東京は、交通が完全に麻痺し、徒歩移動しかできないような状況となり、三木さんや白木くんは帰宅を諦め、泊まることにしました。
自分は、何とか歩いて帰れそうなので、帰宅の途につきました。
幹線道路の自動車は完全にストップし、殆ど動かない状況でした。
また、歩道は帰宅する人々に溢れかえってました。
途中トイレ休憩などしながら、ようやく自宅に帰り着くことができてホッとしました。
洋服ダンスが一つ倒れていただけで、あまり被害もなく助かりました。
それから、Twitterfacebookなどで、情報を集めたり、展開したりして過ごしました。
しかし、テレビやラジオしか情報がない時代だと、不安が募ってたろうなと感じました。
Twitterfacebookのおかげで、不安や希望をシェアできて自分としては、すごく助かったなと思いました。
逆にソーシャルメディアに接することのない方は、情報が不足し、不安感が募り、ストレスを感じられたのではないでしょうか。


さて、この地震によって改めて考えさせられる、考える機会を得ました。
自分は何をすべきなのか。
ただ不安になったり、希望を持ったり、ソーシャルメディアを眺めているだけでは、未来がありません。
動ける人は自分自身を見つめ、周りの仲間と語り合い、動き始めるしか有りません。
エンジニアとして、モノづくりに関わるものとして何が出来るのだろうと考え、話もしました。


モノづくりに関わる人達は、何かを作り出せる能力があります。
多くのものを失った今、この能力はとても必要とされるものなのではないでしょうか。
こういった能力を持った方々が力を結集し、今、そしてこれから、必要とされるものをすぐにでも生み出して供給していく、そういう事が、自分に出来ることの一つではないかと考えるようになりました。


現場で困ってる方の直接の声などは、Twitterなどで見られるようになりました。
応急処置的な対応は多分出来始めてるのだろうと思います。
被災者という表現がありますが、これだけの規模の災害ですと、長期的に見ると、同じ国に住む全員が被災者なのだという気がします。
日本経済が大幅に低迷すると、世界中の経済にも影響が出るかもしれません。
そういう意味で言うと、眼に見えないけれど世界中が被災したという表現ができるかもしれません。


当事者として、まずは出来ることを行動し、動いていこうと思います。
気持ち的にはいろいろあるけれど、動くうちに見えてくるものがあるはずです。
モノづくりに関わる人達は、大いに必要とされるはずなので、ぜひ動いていきましょう。