■
「世界を変えるデザイン展」最終日、見に行ってきた。
展示会場が立派すぎて内容とそぐわない気がした。
けれど寄付がメインのビジネスの場合、余裕資金がある方々が集う場所の方が良いのだろう。
とはいえ、フィリップスやリコーなど、企業のCSR活動の一環からビジネスに展開していこうというところもある。
やはりBOP市場の場合、コストが第一なのだと思う。
自動車でいうと日本の軽自動車ですら、インドなどでは高級車にあたる。
タタが発表している自動車はまず先進国では、安全認可が降りない基準だと思う。
環境基準もかな。
国によって違うのだろうけれど、市場が違えば事情も変わる。
展示写真に掲載されていたコメントでも、現地の生活に溶け込む重要性がうたってある。
現地の方々の生活に応じたスペックとプライスでない限り、買っていただくことはかなわない。
実際モノづくりに携わる人がどれだけこの展示会を見に来ているのだろう。
貧困を無くすという社会使命に燃えた方々が来ているのだと思うけれど、実際に手助け出来るだけのスキルがある方々なのだろうか。
展示物はやはり製品というよりは作品といった趣に見受けられる。
商品企画として現地のニーズを汲み取り、必要なスペックと受け入れ可能なプライス、市場規模などから、製品化して行く。
こういうプロセスがメーカーのビジネスフロー。
とはいえ、現実にはコストはそこまで下がらないはずだから、採算ラインまでの道のりをどうクリアするかというのが難しいところ。
とはいえ、日本のモノづくりに関わる方々のマインドは、金儲け第一主義ではないはずなので、BOP市場というものの認知が広がれば貢献できると思う。
それこそが日本の存在価値になるのではないだろうか。
【備忘メモ】
デザイナーさんへのインタビュー
- 作る、生きる、消費する
キックスタート
- 技術へのアクセス
- ビジネスモデルありき
プラッキーズ
- 廃タイヤからサンダル
- 平均年収を300ドル増やす
- 水問題の解決
ラグバッグ
- 特許を持つコンサーブとデザイナーをつなぐホフマンさん
プロジェクトHデザイン
- システムをデザインする
- ローカルからグローバルへ
カタパルトデザイン
- 国境なきエンジニア
- HCD
- 願い事カード
フューズプロジェクト
- デザインは思いもよらない価値をもたらす
- ハイテクと優れたデザイン
アンチウィルス
- ハンファム
- 販売流通パートナーが必要
ワンラップトップパーチャイルド
- 教育の機会
ホールインザウォールエデュケーション
- 情報格差の克服
ピープー
- 携帯トイレ
- 市場調査が必要
- 低価格
- 高品質
- 先端技術
- 環境配慮
- 途上国のためのデザイン
バグワンマハヴィルヴィクラングサハヤタサミティ
- ジャイプールフット
フィリップス
- ソーシャルインパクト 企業ブランド
- 試作品情報開示のリスク
- ユーザー期待値が向上
- 完成品を購入しない
デルフト工科大学
- インダストリアルデザインエンジニアリング学部
- 相互に価値を創造して行く
エンバイロフィット
- クックストーブ
ヒッポウォーターローラープロジェクト
- 水の運搬