UCCHAN-BLOG

株式会社enmono技術担当取締役で自社製品開発講座「zenschool」やってる人。モノづくりと禅に関係性がありそうと言うような感性をお持ちの方とは仲良くできるかもしれないです。論理的ではないと忌避感をお持ちの方とは話が噛み合わない気がします 笑

http://www.co-buy.net/modules/eguide/
昨日は購買ネットワーク会というものに参加してきました。
セミナー参加する程度の軽い気持ちでしたが、ケーススタディなど真剣に丸一日グループディスカッションなどしてしまいました。
参加している方々の意識が高く、非常に多くの気付きをいただくことができたので、とても良かったです。
自分はかつて自動車会社にいました。
その頃は生産技術者として、設備やシステムなどの導入もしていましたから、購買マンの方々からすると、要求部門の人間と言うことになります。
直接メーカーの技術者と仕様を決め、コスト交渉も行い、かなりの部分の調達プロセスを行ってしまっていました。
このようにして選定されたものについては、購買部門の方がハンドリングする余地はあるのだろうか、と言うような疑問を、2次会で設備関係の購買をされている方とお話しました。
その方の場合も、メーカー営業と交渉する段階では、ほとんど交渉の余地が無いと仰っていました。
ただお話を聞くと、仕様を詰めている技術者にも詰めが甘い部分があったし、メーカー営業の出してくる見積りにもツッコミどころがありそうだと言うことをお話し、そこを分解して今後の交渉に生かしたらどうですか?などと酒の勢いもあってご提案してしまいました。
いやあなんかおこがましいですね。
しかし要求部門が欲しているものを調達するのが仕事である以上、同じ視点でものを買うのでは、知識において勝ち目はありません。
コストであるとか、要求部門が知らない部分の知識などで、フォローし意見し、会社にとってメリットのあるものを調達すると言うようなプロセスに持っていくことができないと、存在意義を見失ってしまうことだろうと思いました。
そのためには幅広い知識が必要になります。
バイヤーさんと言うお仕事は、特に幅広い造詣が必要だなあと言う感想を抱きました。
企業の生命線となる部署だと思えてなりません。
製造現場では汗水たらして現場を走り回り、改善活動して必死に改善ネタを探してコストダウンをしています。
当然それ以上の努力をして、購入品のコストダウンネタを必死に探し、コストダウンすることが要求されるのですから、厳しいことだと思います。
しかし安易に要求部門の言うことやメーカー営業の言うことを聞くぐらいでしたら、本当に存在意義はなくなってしまいます。
両者を手玉にとってやるぐらいのプロであって欲しいななんて、他人事なの言えます。
まあこのブログで言ってることは、わけのわからないおじさんのたわ言と、お聞き流ししてくださいね。
(反論や批評には非常に弱い人間ですから)