UCCHAN-BLOG

株式会社enmono技術担当取締役で自社製品開発講座「zenschool」やってる人。モノづくりと禅に関係性がありそうと言うような感性をお持ちの方とは仲良くできるかもしれないです。論理的ではないと忌避感をお持ちの方とは話が噛み合わない気がします 笑

ものづくり維新フォーラム
浜松のグランドホテルで開催された「ものづくり維新フォーラム」を聞きにいってきた。
伊藤製作所の伊藤社長、イスマンジェイの渡邊社長、経産省の後藤次長のお三方です。
不景気な話ばかりなので、元気になる話をして欲しいと、事務局から言われまして、などと仰ってて、確かに元気になるお話盛りだくさんでした。
備忘録
【伊藤社長】
・金は無いけど時間はたくさんなるので、今まで出来なかったことをするチャンス。
・旧交を温めたり、人と出会うのもいいかもしれない。
・研究開発してサンプル作成するのもいい。
・日本のものづくりの強みをいかすべき。
・チームワーク、気遣いなどが日本の強み。(昨日の東大の藤本先生と同じようなことを仰ってて、まさに同感)
・企業を運営していると、3つの坂に出くわすそうです。上り坂、下り坂、そして3つ目に"まさか"という坂があると。昨今の不況などは、まさか、でしょう。
【渡邊社長】
・大手メーカーの技術部長ではあったが、会社が提案を聞き入れず、退職して起業。
・アパートでスタートし、初期にエンジェルに出会い出資してもらう。
・開発したセラミック合金を、鉄系特殊合金に置き換えることが目標。
・量産設備を開発し、その設備自身で試作を開始。
・サイアロンに近い物性(耐熱、硬度)ではあるが、ヤング率は鉄に近いため撓みがある。
ファインセラミックと違い加水分解しないため、水を加え粘土状にして原料を製作できる。
【後藤次長】
・ものづくり技術を活かした起業は、若者よりも熟年者の方が適している。(IT起業は若者が多いことと対照的)
・新連携のように地域を越えて日本中での連携が必要。
・旗振り役は実は名も無き実力者、という場合がある。
・資格など無くても実力を測る指標が必要。
・現場のスキルマップのようなもの。
・日本人の感性力を世界へ発信する。
・感性力は付加価値が高い。
日本製品は、日本人が思っているよりも海外での評価は高い。
ベンチャー企業も中小企業の集合の中に含まれる。
夜はスズキの友達と久しぶりに飲んだ。
自動車メーカーは厳しい状況で、残業休出はカット。(サービス残業すら無いぐらいに仕事が無い)
軽自動車だけが稼動している。