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メルマガからの引用
残業しない主義の自分としては、残業してしまう人の気持ちが今一つわかりません。
締切りから逆算して、仕事をすると残業しなくても済むような仕事の仕方にできるんじゃなかろうかと思ってしまいます。
要は定時と言う締切りを守れないようにしてしまっているのだろうと考えます。
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製造業の問題解決の糸口はここにある 第135号
【マネジメントの視点】
http://www.mma-office.com
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■■ 仕事を教える大切さ ■■
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● ひたすら一所懸命の担当者 ●
毎月残業時間が多く、都度注意されている担当者A君です。
仕事は丁寧で、問題が起こっても粘り強くきちんと対応し、周りからの信頼も
厚いのです。
なぜ残業が多いのかと観察してみると、
頻繁にあちこちに電話を入れています。
一回の電話がとても長く、まだ電話しているのかと周りが驚いています。
会議から席に戻ると、机の上には何枚も電話の伝言メモが置いてあります。
伝言の内容は大抵、「電話して欲しい」です。
彼の席の横を通るたびにパソコンを覗くと、いつもメールを打っています。
机の上は、電話の伝言メモ、資料、製品のサンプル、等が重なって積み上がって
います。打ち合わせの議事録は、いつも翌日以降に遅れて出てきます。
本人は一所懸命にやっているのですが、次から次へと仕事が溜まる一方で、
片付きません。自分の仕事が常に、相手の都合で振り回されているのです。
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● 要領の良い担当者 ●
一方 隣の課には、いつも高い評価を受けている担当者B君がいます。
彼も問題にはきちんと対応し、どんどん仕事をこなし、周りからも厚く信頼
されています。
彼は月のある時期だけは残業をして、後はほぼ定時で帰宅しています。
彼の仕事の様子は、
A君ほど電話は入ってきません。
電話は3分以内、常に自分主導の会話です。
会議から戻って、すぐいくつかの伝言メモ先に電話を入れ、用事を片付けます。
彼のメールを見ると、1行・2行程度の短いメールがとても多く見られます。
連絡やいつもの手続き等作業的なことは、全てメールで済ますようにして
いますから、
相手方もB君の仕事の邪魔をするような内容の電話をわざわざしてくるような
ことはしません。
資料の整理や手続き的なことは、女性社員の手が空いているときに頼み、
会議が終わったらすぐに議事録をまとめて送信しています。
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● 問題はA君の上司 ●
問題は、担当者個人個人の要領のよさ悪さではなく、A君に対して仕事の進め方や
手順、優先度等細かいところまで指摘し直してあげることをしていない上司に
あります。
「A君はいつも一所懸命に仕事をしている」ではなくて、仕事の効率を上げていく
ために、何が問題であると捉え、それを直していくという仕事をしているかです。
以前のように上司に鍛えられて育つことが少なくなり、上司自身が自分のことで
忙しく、部下の仕事に構っていられる時間がなかなか取れず、部下を放置している
管理職が増えてきています。
それだけでなく、実務だけを一所懸命にやってきてマネジメント力を身につけずに
管理職になってしまった人達の中には、いざ部下を持つ立場になり、部下を
動かして目標を達成していくという仕事のやり方が分からず、仕事の成果が
なかなか出せないで苦しんでいる人達を目にします。
そういう人達は、部下にさせるべき仕事も、自分でやった方が手間がかからない、
自分が出て行って片付けた方が早い、あれもこれも自分が、自分がと前面に立って
やってしまうやり方をしています。
それで本当に部下が育ちますか?
以 上