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サービス業を成り立たせているのは技術。
こういう言葉があり、すごく腑に落ちた。
ボーイングとJALを「飛行機産業」として同列に扱うのはおかしいのではという指摘は、具体的でわかりやすい。
自分は製造業でエンジニアとしてやってきたので、すごく勇気付けられるお考えです。
資本主義は新しい形にならなければ、ということを切に感じる。
会社は(短期的利益を求める)株主のものではない。
抜粋
- アメリカの大企業がもはや、技術開発力の面で新しい中小企業群に太刀打ちできない。
- 若くて優秀な人材は、魅力に乏しい大企業を敬遠するようになった。
- 技術が未完成であるのに、バラ色の未来を吹聴するのは詐欺に等しい。
- モノづくりにあたって、R&D部門と生産部門を切り離せば、二つの間のフィードバックループは断たれてしまい、メーカーとしての強みは失われていく。
- リスクをとらないベンチャーキャピタルは、ベンチャーキャピタルの名前を返上すべき。
- 株価の上昇だけを目的にする企業は疲弊する。
- 企業をむしばむCEOゴロ。
- 内部留保は企業にとって不可欠なものです。
- 来るべき新しい産業の時代が、人々にとって大切な価値を持つモノづくりの意味を再び問い直す時代になると確信している。
- IT産業は「脱工業化」でもサービス産業でもない。「物的工業製品」→「知的工業製品」
- モノをつくるということの本質は同じだけれども、つくるものの本質が変わった。
- ソフトバンク、楽天はIT企業ではない。誰かが作った技術を利用してサービスを展開しているに過ぎない。
- 新しい技術を作るメーカーとそれを使ってサービス業を展開する企業を同じ「IT企業」と呼ぶのは、ボーイングとJALを「飛行機産業」として一緒にするようなもので、乱暴すぎます。
- サービス業を成り立たせているのは技術。