UCCHAN-BLOG

株式会社enmono技術担当取締役で自社製品開発講座「zenschool」やってる人。モノづくりと禅に関係性がありそうと言うような感性をお持ちの方とは仲良くできるかもしれないです。論理的ではないと忌避感をお持ちの方とは話が噛み合わない気がします 笑

加工費=イニシャルコスト+製品単価+管理費(利益)
ざっくり言うと、こういう構成になります。
普通の人は、買値=製品のコストと思ってます。
しかし実際作るときには、製品一個一個の費用(加工に要した時間費用+利益)と思われがちですが、実際にはイニシャルコストと呼ばれるものがあります。
1ヶものを作っても10ヶものを作っても100ヶものを作っても、そのものの設計費用は変わりません。
なのでたくさん作れば、1ヶあたりの設計費用は安くなりますし、1ヶでは高くつきます。
型、治具と呼ばれるものも同じです。(厳密には1ヶの場合、10ヶの場合、100ヶの場合等々で作り方が変わって来るので一概には言えませんが、簡便にこのように説明を進めます)
作る個数が変わらなくてもかかるコストをイニシャルコストと呼んでいます。
しかし、これって作る側の人にしかわからないものではないでしょうか。
自分で作ると、この時間で出来るし、安いんだろうなと思っても、売り物となると、保証したり、運送したりと、いろいろな費用がかかってくるものです。
そういったものをひっくるめて、製造原価と呼び、これに利益を載せて、売値にします。